トリオップスについて

 

 

1.トリオップスは、卵から育てる小動物です

 トリオップス飼育キットはテンヨーという会社から発売されていて、定価は1200円です。私は去年の夏休み明けに仙台市泉区のダイエーで在庫処分特価の500円で購入しました。シーズン当初価格は980円だったようです。小さい円筒形の水槽と木屑に混じった卵、えさ2種類がセットになっています。昔はやったシーモンキーにそっくりだといえば、理解していただけると思います。シーモンキーとの違いは、形、淡水で育つ、成長がはやいということでしょうか。形はカブトガニのミニチュア版で太古を感じさせます。成長は、本当に速いようです。誕生時は0.5mmほどなのが、5日で5mm、1ヶ月で3cmほどになるようです。1日1mmの成長ですからたいしたものです。寿命は約1ヶ月ですので、小中学生の夏休みの宿題には最適なのではないでしょうか。

 

2.トリオップスの育て方(説明書の受け売り)

 まず、水道のカルキ抜きから始めます。朝、水道水を水槽に汲んで1日中、日光にさらします。こうして水中の塩素分を除いて、卵を入れます。卵と書かれている袋の中には木屑しか入っていないようにみえます。しかし、24時間後に小さい動く白い点が現われ、卵がちゃんと入っていることが分かります。生まれたばかりのトリオップスはこの木屑の中に混じっている栄養分を食べて成長します。えさを与え始めるのは、5mmくらいに成長する3日から5日目くらいからです。

 えさを与えるようになるとどんどん成長します。共食いをするらしく、そのうち1匹になるようです。こうして大きくなるとやがて卵を抱くようになります。二世の誕生をねらう人は、いったん卵を乾燥させてから、水に入れる必要があるようです。

 

3.想像されるトリオップスの生態

 おそらく、トリオップスは雨季と乾季のはっきりしたところが原産地なのでしょう。つまり、短い雨季の間に成長して卵を産んで、卵で乾季を乗り越えると想像されます。おもちゃなので、トリオップス養殖場があると思われますが、田んぼのようなところだと思います。適当にトリオップスを飼育して、最後に乾いた田んぼの土を袋詰めしたものがトリオップスの卵なのでしょう。木屑が混入しているのはこの為だと思われます。

 

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